久々の更新です。 よく「たるみ用コスメ」という化粧品を耳にしますが、 化粧品で本当にたるみは改善するのでしょうか?! 答えは 「改善しません!!」 何故か? それは、たるみの大きな原因は 「化粧品が届かない、もっと深い部分」 で起こっているからです。 ↓この断面図を見てください。 本来化粧品が届くのは、イオン導入などで頑張っても 「表皮」 「真皮上層(真皮の上の方)」 までです。 そして、その厚さは ・表皮 0.1〜0.2mm ・真皮 2〜3mm しかないのです。 この部分をどんなに頑張ってケアしても、 ブルドックのようなたるみが治るわけがありません。 そう、たるみの大きな原因はもっと下の 「脂肪層」 「筋肉層」 にあり、 「脂肪層のボリュームが失われる」 「筋肉が衰える」 「繊維組織が老化して組織を支えられなくなる」 ことにで起こるからなのです。 (真皮のコラーゲン等の老化も原因の一つですが、厚さが2〜3mmと考えると あくまで表面的なたるみであると考えられます) ---------------------------------------- では、たるみ化粧品で 「肌がピンッと張った感じになる」 というのはどうしてでしょう? 一つは 「保湿成分」 です。 保湿成分で肌表面(角層)を潤わすことで、肌がふっくらした印象になります。 そしてもう一つは 「肌表面に皮膜を張る成分で、張った感じを出す」 ことです。 この成分は一般的に、高分子ポリマー等のシリコン系成分が使用されています。 肌に刺激がある成分ではありませんが、 この成分が肌表面に皮膜をつくり、 一時的に肌が張った感じを演出しているのです。 (昔流行った、はがすパックのイメージです) 確かに顔が突っ張った感じになりますよね。 でも、当然顔を洗うと元の状態に戻ってしまいます。 よく 「シワが消えるメイク下地」 (○○スムーサーとか) などといわれるものも、同じ原理です。 「使い続けると肌にクセがつく」 などと謳ってるケースもありますが、 これでたるみが治ることは、絶対にありません! シールのように顔に貼ってクセづけするなんてのもありますが、 あれも一緒ですよ! (発想は面白いですよね(笑)) ---------------------------------------- いかがですか? これでもう、たるみ化粧品に誘惑されることはないですよね(笑)?! 化粧品には「出来ること」「出来ないこと」があります。 これを見極めて、かしこいコスメ選びをしてくださいね♪ ---------------------------------------- と言いながらも、 あくまで「たるみ予防」という観点で、 化粧品にできることは2つあると筆者は考えています。 それは次回お話しますね ・・・・・・・・・・・Aへ続く・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜気になるコスメの全成分、有効性を分析・レポートいたします〜 化粧品成分分析サービス http://www.go-bihada.net/bunseki/ |
<< 前記事(2011/07/04) | ブログのトップへ | 後記事(2011/07/22) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2011/07/04) | ブログのトップへ | 後記事(2011/07/22) >> |